予測不能の為替市場

FXのファンダメンタルブログ。何故相場が動いたのかを探る。

2017/5/11振り返り BOE

5/11 木

まずNZ中銀の金利発表でスタート

政策金利を過去最低の1.75%に据え置くと発表。政策は相当な期間緩和的だろうとし、当面は金融政策の中立スタンスを維持する方針を示しました。

市場ではインフレ懸念がコンセンサスでジリジリ上げていましたが、今回の事を受けて下落。

 

こちらはノートレード。

 

そしてBOE。議事録要旨・インフレレポート・記者会見と目白押し。

まず

実質GDP成長率の2017・18・19年見通しが変更

17年+2.0% 18年+1.6% 19年+1.7%

17年+1.9% 18年+1.7% 19年+1.8%

あんま変わってない。

 

ほんでCPIインフレ率の見通し。

17年+2.4% 18年+2.8% 19年+2.5%

17年+2.7% 18年+2.6% 19年+2.2%

結構変わってますね。

今年はブレグジットでのポンド安と原油回復で思ったより結構インフレ進みました。

 

ブレグジットがスムーズに進んだら改善するって見通しのようです。

 

 

また、インフレオーバーシュート幅を2.75%から2.82%に引き上げたようで、これは利上げが遠のいたと取れます。下げた理由の一つでしょうか。

賃金上昇率の今年見通しも1%下げてます。

議事要旨でもBrexitの先行きが不透明であるため企業が賃上げにも慎重になっている可能性を上げてます。個人消費も落ち、今年の見通し基本下方修正ですね。

 

それで、自分はこの発表の後ポンド円をショート(赤矢印)

結構、利が乗ったんですが寝てる間に+5で逆指ささってました。

難しいですねー。完全な逆張りですし。

 

ポンド円15M

f:id:mainichifx:20170512154313j:plain

 

それにしても、議事録や会見をみてもEU離脱以降にインフレ等も改善していくとの見通しのBOE

やはり、最近のニュースでの反応で感じたようにEU離脱がスムーズに進めば逆に買い、難航すると売りになっているのは確定的になってきた気がします。

5/3振り返りの記事でも書きましたが。

んーやはり離脱交渉のニュースには注目必須ですかね。

 

発表された経済指標

ニュージーランド準備銀行政策金利

1.75% 据え置き

イングランド銀行(BOE、英中央銀行金利発表

0.25%据え置き

アメリカ4月 卸売物価指数(PPI) [前月比]

前回-0.1%  予測0.2%  結果0.5%

アメリカ 前週分 新規失業保険申請件数

前回23.8万件  予測24.5万件  結果23.6万件

 

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